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『もしかしてギルドのジュラさんですか?』
『何故私の名を? もしかして貴女が依頼をした方でしょうか。』
二人のやり取りをロゼはキョロキョロと交互に見ている。
『どうなってんの?』
と言う訳で、「外で話すのも何だから」と部屋に来た三人。
そして、話しを聞くとギルドに頼んだ依頼とは「自分の護衛」らしい。
『護衛? 何で護衛なんてギルドに頼んだんだ?』
『初めてロゼさんに助けてもらったあの日、
「大切なのは自分が今どう生きていくかだ。」
そう言いましたよね。
それからずっと考えていたんです……。
私の両親を探したいって。
だから兄さんにもちゃんと話しをして、村を出てきました。』
『それで、探す間の護衛を依頼したのですか?』
ジュラは腕を組み数秒黙った後、静かにマキナに話し掛けた。
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