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『色々と疲れたのでしょう。
それよりロゼさん。良いんですか?
エフラ・ソロードの事を言わなくても。』
『どの道、先に向かうはベルモットの魔女だ。
俺から言わずとも勝手に判るだろ。
問題なのは、それを言う言わないじゃなくて「それを知った時のマキナの心」がどうなるのか。
信じる信じないって話しもその次だよ。
…………もう一杯飲む?』
ロゼはジュラの持つ中身の少なくなったカップを指差す。
『えぇ頂きます。』
カップに飲み物を注ぐと、湯気が上がると同時にほど好い甘い香りが立ち込めた。
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