Episode 2

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ガタッガタッと音が鳴り、同時に体が上下に揺れる。 三人は今、果物を運ぶ商人の操る馬車の荷台に乗っていた。 丁度、ルクスを出ようとした時にこの商人の私有する馬車を見付け、ジュラが交渉し商人は「乗って行け」と快く言ってくれた。 まぁ乗せてもらう代わりに、次の街までの「用心棒」が条件だが。 こんな持ちつ持たれつの交渉など日常茶飯事、どこでも良く行われている。 『やっぱり交渉事はジュラに任せるのが一番だな。 良く考えれば、今までダメだった事ってなくないか?』 『そうなんですか!? 凄いですね。』 ただただ感心し頷くマキナ。 その表情は、昨日と打って変わって違う表情をしていた。
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