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馬車へ戻ると、マキナが心配そうな顔付きで見ていた為、ロゼは「ただ木材が焼けていた」と告げた。
ジュラはその一言から何かをすぐに感じ取ったのか何も言わなかった。
それからしばらくしてベルモッドへの道すがら、途中にある街に着き、商人と別れた三人は街中を歩いていた。
『あぁー!!』
急に声を上げるマキナに周りの視線が集まる。
『いきなり何だ?』
『ここから歩きになるんですよね?
だったらお腹空くじゃないですか!?
空きますよね絶対!!
なら食べ物買わないと!!』
と、街中を物色し始めるマキナの姿をみて微笑むジュラと呆れ顔になったロゼ。
『遠足じゃねぇぞ。』
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