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翌日、三人は真新しい建物の前に立っていた。
その先頭に立っているのはマキナ。
ロゼはマキナの後ろから小さい声で話し掛ける。
『マキナ、自然にな。』
『「自然にな。」じゃないですよ!! 何で私がやらなきゃいけないんですか!?』
『だって俺とジュラじゃ「傭兵を雇いにくい」でしょ?
それが出来るのは、今はマキナだけなの。
でも、どうしても嫌なら帰っていいよ。
「護衛しなくてもいい」っていうならね。』
それを言われグッと拳を作るマキナ。
ジュラは「まぁまぁ」と割って入る。
『ロゼさん、言い過ぎですよ。
すみませんマキナさん。
必ず守り抜きますので、協力して下さい。』
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