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目的地と自分達の人数は2人だと告げると、男は勝手に護衛にあたる傭兵数などを決めた。
マキナはジュラに言われた通り全て了承し、すぐに街を発つと告げる。
『わかりました。では街の入り口でお待ち下さい。
直ぐに向かわせますので……。』
マキナが建物を出るのを見送る二人の男。
すると防具を付けた男の口角が上がった。
街の入り口へ向かう前に、マキナは宿屋の部屋に戻り中へ入ると、ジュラが椅子に座っていた。
『その様子だと上手くいった様ですね。』
『はい、多分何とか。』
『ご苦労様でした……と言いたい所ですが、この後も続きますから。』
まずは一呼吸と言わんばかりに、ジュラは水の入ったコップを渡す。
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