Episode 2

56/73
前へ
/150ページ
次へ
『さて、どうせ逃がして頂けないのでしょうから、一つ聞かせて頂きたいんですが?』 『良いぜ、冥土の土産に教えてやるよ。』 『では、お言葉に甘えて……最近、野盗が出ると聞きました。それは、貴方達のお仲間なのでしょうか?』 『……その通り。そいつ等(賊)に襲わせ俺達が追っ払う。 すれば俺達の仕事の株が上がり仕事が増え金が入る。 また商人の奴らの情報を得る事もでき、賊に言って襲わせれば一石二鳥だろ?』 『なるほど、やはり予想は当たっていましたか。』 それを聞いたジュラの表情はまだ変わっていなかった。
/150ページ

最初のコメントを投稿しよう!

42人が本棚に入れています
本棚に追加