Story.05

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      俺を殴る母親の 憎しみのこもった顔。 たまに携帯に 平気で傷付く言葉を放ってくる父親。 そんな俺を哀れな目で見る 姉に兄…………。 明け方の事だけでなく、 今までの事も急に フラッシュバックされた。 薮「い、や…っ……嫌っ!」 すごく怖くなって 頭を抱え込み、涙を流す。 そして、身体は 尋常じゃないほど震えだした。 光君は、俺の手を握り 背中を優しく擦ってくれた。      
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