Story.06

7/9
前へ
/54ページ
次へ
      しばらくすると、 その人は目を覚ました。 ナースコールをして 先生が来るまでに、少し話をした。 先に名前を教えると、 薮宏太です、と 少しか細い声で教えてくれた。 握手を求めて手を差し出した。 握手した手が、震えていた。  
/54ページ

最初のコメントを投稿しよう!

375人が本棚に入れています
本棚に追加