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その後、先生との話も終えて
さっきの病室に戻ることにした。
その時も、光君が少し前を歩いて
優しく手を引いてくれた。
病室の前に来たとき、突然足を止めた。
薮「…光、君?」
名前を呼ぶと
こちらに体を向け…
…―ギュッ
一瞬、何が起きたか分からなかった。
気付けば、俺は光君の腕の中にいた。
光「…今まで、本当に辛かったな……
よく、ここまで耐えたね…
よく…頑張ってきたね………」
抱き締められながら言われたその言葉。
その言葉に、また涙が出そうになる。
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