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「おーい、言音。言音ー!」
その頃、基地内のとある建物の中、レーナが言音に会おうとあちらこちら探し回っていた。
「雑談しようかなと思ったのにどこへ行ったんだ?」
探し回ってるところに彼女の目の前を鼻歌を歌いながら歩く啓示がいた。
「あ、いいところに」
彼女は小さな声で呟くとロシア軍時代からの拳銃、ヴィットマン拳銃をホルスターから抜き、安全装置を解除。遊底を引くと啓示目掛けて走りだす。
そして彼の後頭部に銃を突きつけ、
「言音はどこだ?」
「ぅヒィ!!!???」
レーナはこの世のものとは思えないような低い声で啓示に質問。
「ししし…知るかよ!なな…何で俺があのテンパのことを?…てかピストルをおろせ!!」
と慌てふためいていた。そんな彼を見て彼女は鼻息一つして無言で去っていった。
「あ…悪魔だ…。彼奴悪魔だよ…」
啓示はその場で腰が完全に引け、床に倒れ混み震えてヘタレ込んだ。
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