異邦人

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三十分後 「全航空隊へ。爆撃機編隊接近中!」 この幸世からの通信に 「此方電光隊。戦闘機狩りで全機弾切れ寸前だ!」 「残雪隊は四番機以外弾切れ寸前です!」 とその他の隊からも弾切れの通信が入った。 「夕雲隊だが、俺達はどうなってるんだ?一人ずつ報告しろ」 「隊長へ。完璧な弾切れ」 と啓示。 「半分以上」 竜乗。 「私も半分以上」 言音。 「よし、お前達二人は空中にいろ。啓示、俺も弾切れだ、戻るぞ」 「了解隊長」 と啓示。 「此方電光。竜神の防空に、こんな数だけじゃ無理があるぞ。雀の涙くらいじゃないか」 その時だ。 「遅くなった。此方第四十五飛行隊。爆撃機は俺達で食い止める。後少ししたら第四十七飛行隊、第十九飛行隊も来る」 「此方竜神。了解。補給の部隊は着艦して下さい」 弾切れの戦闘機達は竜神へと着艦していった。敵にあまり遭わなかったのか、竜乗と言音は 「僕達運良いのかな?言音、どう思う?」 「さぁ?」 と話していた。
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