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「おっ、なんだあいつ?」
新谷は第六艦隊に蔓延る雑魚を墜としつつ空軍が手こずるのを見ていた。
「おい、45の隊長さんよー、行かんくて良いのか?」
新谷は水野に聞くと
「俺は行ってくるが、悪いが他のみんなはここに居させてくれ」
「何を言いますか隊長!我々も行かせて下さい!」
他のメンバーが隊長に言ったが、
「前に挑んでやられただろ。やられるのは俺だけでいい」
と言って一人レーナの方向へと向かった。そして、
「来たな、覚悟!」
水野は急降下でレーナを襲った。だがそのまま見事にかわされた。そのまま竜神上空へとやって来た。
「わぁ!レーナが来あがった!」
と田中が叫んだ。
「叫ぶんじゃねぇ!俺が墜とす!」
新谷は田中を一喝した後、レーナのAs61のエンジンを狙って上から攻撃。これもかわされた。
「チッ!」
そのままレーナは直進し、その前にいる機体を狙った。『島風』と尾部に書いてある機体、言音だ。
「言音!奴が来ているぞ!!」
それを阻止しようとレーナの背後に竜乗が付いた。気付いた言音は直ぐに上昇。その間に竜乗がレーナを攻撃。レーナも上昇して回避。そのまま言音を追いかけた。
「まだ付いて来たわね。ならば!」
そのまま北へ進路を取り、竜神上空から二機は誰もいない海へと向かった。
「言音!」
竜乗は叫んだ。
「彼奴なら大丈夫だ。竜乗、竜神に蔓延る雑魚を叩け!」
新谷は竜乗を止めた。
「りょ…了解」
竜乗は素直に従うしかなかった。彼は助けに行きたい気持ちを何とか抑えつけた。
竜神から遙か北の海上
言音とレーナ、二人だけになった。
「誰もいない。レーナ!いざ!」
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