241人が本棚に入れています
本棚に追加
「僕には帰る場所はないのだな。国にも軍にも僕は見捨てられた」
一度話すのを止めた。そして彼女は立ち上がり
「ならば僕は自分で居場所を作るまで」
と言った瞬間だった。レーナの航空服の右肩のロシア国旗を毟り取った。
「その姿、しかと目に写した」
黒田は彼女を見て言った。
その時後ろから言音が
「宜しくね、レーナ♪」
とレーナに飛び付いた。
「あ…あぁ!宜しく言音!」
それを見て瀬戸、羽鳥は笑った。黒田は表情は出さないが笑ったことだろう。
かくして、レーナ・リオシスが竜神の新たな仲間となった。
最初のコメントを投稿しよう!