思いの重み

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思いの重み

貴方は私のように素直じゃないが 時々、無性に貴方の不器用な優しさが堪らなく欲しくなる もう既に貴方は居ないというのに 貴方をこの腕に抱き、泣ければどんなに楽な事だろう 私を思いすぎて、いなくなってしまった貴方を 私の腕は宙をきり、力なくだらりと垂れ下がる 現実が私を追いやる つぅ、と雫が頬を伝った .
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