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襖が開いて僕の目に入ってきたものは……──
『てめっコラ土方!ガキ扱いすんなやぁぁああ!?』
土方さんに担がれて(俵のように)暴れているあの娘でした
「歳ぃぃい!?凄い嫌がってるんだけどおろしてあげよう!?」
「まぁまぁ落ち着け近藤さん」
ギャーギャー言い合う2人はほっといて、他の人は皆ポカンとしていた
『いい加減降ろせハゲェェエ!!』
骨が痛いんじゃぁぁああ!って女子あるまじき怒声を土方さんに浴びせた(怖いなぁ)
「ほーら奈柄ちゃん飛び込んでおいで♪」
『黙れ沖田ぁぁあ!ってかいつの間にちゃん付け!?ガキか、ガキって事なのかこんちくしょー!』
・・
この僕に黙れなんて言えるのはこの娘しかいないと思う
「じゃあ奈柄!俺の方においで☆」
『嫌だし』
しんぱっつあん!奈柄ちゃんが冷たい!とかいう馬鹿の漫才を横目に、やっと腰をおろした土方さん(と、やっと解放された奈柄さん)
『………で?話、していいん?』
「…あ、すまんすまん!あまりにも幼いと思ってな」
土方さんの隣に座り込んだ彼女は不機嫌そうに話だす
『……うち、辻原奈柄はずーっと先の未来からきた日本人です。後ガキじゃない!』
この時ばかりはこの娘ほんとに頭おかしくなったんじゃないかとおもった
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