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『……て、ちょっ待って下さいよ!皆さんの名前教えてください!』
1人の襟首をがしりとつかみ、土方にうちの名前だけ知られてるって気持ち悪いんですから!と叫ぶ
「ん?あぁ、名前かぁ……自己紹介してなかったか?」
『してないから聞いてるんです!』
頬を膨らませて唸る奈柄にそうだったか…と頬をかいて苦笑いの土方
「え~とコホン。じゃあ儂からいこうか歳」
ニコニコ笑顔のおじさんから始めるようだ
「儂は新撰組局長、近藤勲だ。よろしくねぇ」
少しごつい体に薄い茶色の髪をしたなんか、微妙に軽そうな人だ。なんていうかフワフワしてる。優しいんだけどね
「俺は新撰組副長、土方歳三。まぁ怪しい真似したら例えガキでもたたっ斬るからな」
綺麗な顔に不釣り合いな眉間のシワ。よく溜め息を吐くたびに漆黒の長い髪が揺れる揺れる。もったいない、黙っていればイイ男だ。因みに色気が半端じゃない
「私は同じく新撰組副長、山南敬助。気軽にサンナンと読んでください」
少し青みがかった優しそうな瞳に、丸い眼鏡。灰色がかった髪に人の良さそうなえくぼ。何か…おっとりしてるけど実は!!な人っぽいけど絶対いい人だ。うちが保証する
「じゃあ次は、僕だね。新撰組一番隊組長、沖田総司。まぁ頑張りなよ斬られないようにね」
ニヤリと笑う顔でさえ見惚れてしまうような綺麗さ。(腹黒いけど)一見女に見える長い睫毛に男特有の骨ばった手。茶色の短い髪を揺らして笑う様はうちにとっては腹立たしい(腹黒いから)
「んじゃ順番的に俺な。俺は新撰組二番隊組長、永倉新八。よろしくなチビ」
そう言って頭を撫でてくれる姿は、お兄ちゃんのようだ。黒く短い髪に、緑色のバンダナをしている。少しつり目だがお人好しな雰囲気が滲み出ている
『(ちびじゃないんだけどな……身長は別として)』
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