思いの重み

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『……………』 「え?無視?僕の言葉無視?」 『……喋ってもいいん?』 殴られて頭にたんこぶが出来たまま沖田に問う 「お前馬鹿か。いやごめん今更だったな」 哀れんだ目で奈柄を見る永倉 『うち馬鹿じゃないですー、人よりもちょっと……ちちちちょっと頭が弱いだけだよ!』 「それを馬鹿って言うんだよ。ちびっこ奈柄」 『お前にはちびっこって言われたくねぇよ。どちび助』 ってかいつの間に居たんだよどちび助。さっさと帰れ!的な視線を今来た藤堂どち……平助に送る 「総司忘れ物ー」 ほい。と言って沖田に薄い緑の髪結い紐を懐から取り出し、ふわりと投げる 『なんだよ!お前も無視か!』 「ありがとうございます。どちび助」 「オイ、誰がどちび助だッ!俺は藤堂へ・い・す・けだッ!」 『オイ、待て。うちは無視で沖田に反抗するってどういう事だ!こんのどちびすぎゃぁぁああ!』 藤堂に目潰しをくらい、倒れ込む奈柄。そして奈柄は学んだ…『やつ(藤堂)に喧嘩は売らない、否、売っては駄目だ』と 「ほらうじ虫立ちなさい、はやく立って着替えて下さい」 『え?ちょ起きれないんだけど!頭の上になんか乗ってる気がするんだけど!気のせいなの!?』 「いや違うだろ。確実に乗ってるぞ、総司の足が。」 「ちょっともー言ったら駄目じゃないですかー面白くないー」 『うちで遊ばないで!泣くよ!?』 「泣けよ」 黒い笑顔で奈柄の頭をふんずける悪魔達(沖田、藤堂) 『……ぐす』 .
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