思いの重み

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『そこまで昔じゃないけどちょっとだけ昔あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。 おじいさんは地球環境を破壊しに、山へ芝刈りに。 おばあさんは川へ洗濯に行きました。しかし洗濯の際に出た泡は海へ流れ着き、次々と魚を殺して行くのです。(食物連鎖の破壊) そんな時、どんぶらこーどんぶらこーと上手からおじいさんのものと思われるカツラが流れてきました。 「じいさんやぁぁああ!」 おばあさんはさけびまわります。おじいさんが死んだと勘違いしたのです。 それから直ぐにお墓を作ると棺の中にカツラをせめてもの形見として入れておく事にしました。 その後、ここの地域では髪の毛を大切にする習慣ができましたとさ。ちゃんちゃん』 「…………やっぱりうじ虫馬鹿だよ」 『失敬な!ほんとの事ですーうちのひいひいおばあちゃんの話なんですー』 「うるさい」 『ちょ痛いっ痛い痛い!!そんなに髪の毛ひっぱらなあかんの!?そんなん毎日してたら頭ハゲるって!リ〇ブ21にお世話にならなあかんようになるって!』 「うるさい。本気で髪の毛引っこ抜きますよ」 『ねぇせめて疑問符つけて。めっちゃ怖い』 そんなくだらない話をしてるうちに永倉と藤堂が帰ってきた 「おい、準備できたか?」 「あ、新八さん平助お帰りなさい。もうちょっとだけ待っててくれますかー?」 そう言って、テキパキと奈柄の髪の毛を高く結い上げていく 「できました。さぁ行きましょうか新八さん平助」 『え?うちは?うちは放置…なのか?ごめんなさいなんかごめんなさい、お願いだから置いてかないで!』 「だって僕うじ虫の主食知りませんもん。平助知ってます?」 「俺も知らね。土じゃねぇか?」 『2人ともさらっと酷い!』 .
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