思いの重み

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そんな事をぎゃあぎゃあと言い合いながらやっと広間までたどり着いた奈柄御一行。 「ちょっと待って下さい!なんで『奈柄御一行』何ですか!?ここは沖田御一行でしょう」 「いいや、違うね!ここは藤堂御一行様だろ!」 『そんなにうちの名前が気に食わないのか沖田と藤堂のばかやろ……すいまっせぇぇん!』 沖田に睨まれてすぐに謝る。 昨日の威勢はどこへやら、すっかり沖田の尻に敷かれてる奈柄。 「おーい。脳内餓鬼ども(1人はうじ虫が住んでる)さっさと入るぞ。奈柄は近藤さんに呼ばれたら入って来いよ」 『了解です!』 じゃあな、と言って広間の中に入って行く永倉達の背中を見ながら、やっべ緊張してきた。マジパネェっす。ちょ誰かトイレ連れてって。と現実逃避をはじめる。意外と緊張しやすいんデステニー。← ………ちょまてよ!なにしゃべればいいんだYO!←今絶賛パニック中です ほほほほ本気でどうしよう! でもやっぱり第一印象って大丈夫だよね、うん。うちってよく噛むから気を付けないと……! 「辻原くん入ってくれ」 きぃたぁぁぁああ!!!!!
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