尼川さんの日常

メンバー以外にも業界の知り合いとか、 プロデューサーとかにも探りを入れたけど情報なし。

探り始めて約一週間がたった。
もう疲れたし、嫌われてるわけじゃないみたいだからいいやってことで途中放棄することにした。

もうすぐで全国ツアーも始まるし、自分のことに集中しないと、

だが、そんな俺の集中も３日で切れてしまった…隆太の一言で。

２日前…
俺がB.の練習を終えてスタジオの外で休憩していると、打ち合わせの終わった隆太がやってきた
自動販売機でコーヒーを買い、俺の横に座った。
「いきなりで悪いんだけど元気に話があるんだ」
「なに？」
「絶対に引かないでね…」
「うっうん」
なんか深刻な雰囲気になった。
「あのさ、」
「うん、」
「俺‥ 元気のことが好きなんだ!」
「えっ？俺も好きだけど」
「どんな風に？」
「幼なじみ＆メンバーとして」
「はぁー、元気は勘違いしてる」
「えっ？」
「俺が言ってるのは…その…恋愛の好きだから」