第一章

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毎日龍也からメールなかったら 『まだ仕事かな?』 とか考えて寂しくなってた この気持ちが何なのかは まだ子供やったうちには まったくわからんかったねん それから3日後くらいした時に 龍也から電話来た 『今から俺の家の近くの公園 ダッシュで来て』 うちの家から龍也の家までは 電車で6駅先の場所 その電話の時間は電車はないし 行くか悩んだけど 友達に送ってもらって うちは公園に行った 着いた瞬間うちはビックリして 『龍也!』って叫んでん ブランコの所に 龍也と何人かの人が居てて 龍也以外倒れてた。 『あー、ごめんな。 こいつらと喧嘩してんけど 一応友達やから手当てして』 そう言われてうちは呆れた 『ビックリして損した 友達なら喧嘩しんかったら いいだけの話やん。アホ龍也』 って言いながら龍也の家に みんなを連れて行った 友達は3人の人で 貴之くん、彰くん、武くん みんな高校生らしくて ケガしまくりで笑えたわ 貴之くんは優しい人で すぐに仲良くなれたけど 彰くんと武くんは… うん、って感じの人やった 『なぁ。なんで喧嘩したん?』 ってみんなに聞いても 笑ってごまかれてたねんなぁ その日から5人で遊ぶのが 多くなって楽しかった 彰くん武くんもちょっとずつ 喋るようになってたから みんなが大好きやったねん
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