第二章 正体

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「んん…あれ、ここは、確か俺は…」 (風見 幽香に襲われてそれで…) 肩を掴まれたあとの記憶が無くなっていた 「痛っ、なんで怪我をしてるんだ?それに…」 夢だったはず そう頭に浮かんで来たが 部屋に入ってきた人物によりその考えは消え去った 「あら?目が覚めたの?色々聞きたいことはあるけどついて来なさい」 「あ、あのっすいません、もしかして、「博麗 霊夢」さんですか?」 「あら、私の事知ってるの?そうよ、私が博麗の巫女、博麗霊夢よ」 やっぱり…夢…だよな? 「なんでもいいわ、あんたの事も聞きたいし、とりあえずついて来なさい」 「わ、分かりました…」 部屋を出て縁側を少し歩くとそこには お茶をしている魔女らしき格好をした少女がいた 「お、そいつ目が覚めたのか、私は霧雨 魔理沙 だ、よろしくな!」 「こちらこそよろしくお願いします、霧雨さん。」 「あー、その霧雨さんっての止めてくれ、慣れてないから魔理沙って呼んでくれ、ほとんどのやつがそう呼んでるからな」 「あ、えっと…魔理沙、一つ質問いいですか?」 「いいぜ、分かる事なら何でも答えてやる」 「それじゃ、えっと…ここは…何処なんですか?夢なんですか?」 気になっていた…というより感じていた異変を口にした 「夢か…と聞かれると微妙だが、ここは幻想郷だ―――――」 「待ちなさい。」 魔理沙の台詞を霊夢が制止した
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