第三章 異変

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「と、いう訳でして現在紅魔館は復旧作業中ですが、まぁゆっくりしていってください」 そんなことがあったのか… 「まぁ大体分かったわ、それじゃね中国」 「中国じゃありません!」 それを華麗にスルーし歩き始めた霊夢を追う 「それじゃ、レミリアに会いに行くわよ」 俺は軽く頷いた 「それじゃ、入るわよ」 ぎぎぎとありがちな音を発しながら大きな扉を開けると 「中は綺麗なんだな」 外とはまるで違った綺麗さに少し驚いた 「まぁ風穴あけられた訳だし何もしなければこんなに綺麗じゃないでしょうね、でも綺麗なのはきっと咲夜の仕業ね」 「呼んだかしら?」 いきなりの声に少し驚いている内に短めのスカートのメイド服を着た上が立っていた 「博霊の巫女にそっちは…見ない顔ね」 「あ、えっと、はじめまして、護っていいます、よろしくお願いします」 「そう、何をよろしくするのかは分からないけど一応、私は十六夜 咲夜よ、この紅魔館でメイド長をしているわ」 なんだか…ちょっと威圧を感じずにはいられない言葉遣いと雰囲気だな… 「もういいかしら?咲夜、レミリアに会わせて頂戴」 「用件は?」 「異変に関して情報を貰いに来たわ、あと必要ならば異変解決の協力を」 咲夜さんは少し考える素振りを見せて 「…分かったわ、協力はあまり期待しないでほしいけど一応お目通りの許可を貰って来てあげるわ」 そういうと目の前から消えて2分としない内に 「許可をもらって来たわ、こっちよ、ついてきて」 それにしても戻って来るのが速いな…と頭の上に疑問符を浮かべていると霊夢が 「戻って来るのが早かったのを疑問に思っているようね、時を操る程度の能力だったっけ?それが咲夜の能力、ちなみに私は空を飛ぶ程度の能力ね」 「へぇ…だからあんなに早かったのか」 「着いたわ、お嬢様はこの扉の先にいるは、紅魔館が攻められて少し気が立っているようだから、あまり失礼の無いようにお願いするわ」 「分かりました」 「それじゃ」 咲夜さんは扉をゆっくりと開けた…
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