第三章 異変

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俺と霊夢は辺り一辺すべてが竹の竹林を走っていた… 「なぁ…霊夢…」 頭に嫌な予感をよぎらせつつも聞いてみる 「……何?」 あからさまに不機嫌な返事を返してくる霊夢に追い討ちをかけるような質問をしてみる 「…迷った?」 この発言をした瞬間霊夢の表情によく見なければ判らない程度の焦りが見えた 「……迷ったわよ!それが何?いつもなら勘で一直線なのになんか無理なだけよ!」 一瞬の沈黙が痛かった、それ以上に顔を少し赤らめた霊夢に少し萌えてしまった 「なぁ…そろそろここに来た理由を教えてくれないか?」 やっと聞くタイミングが来たのですかさず聞いてみる 「前にもこれに似たような異変があったの、だからよ」 本当に同一犯なんだろうか… 今、幻想郷では霊夢を初めとする人間、妖怪、吸血鬼までもが力の大半を使えない状況だ 本当にそんな状況で異変を起こせる奴はいるんだろうか… 「本当にそんな簡単なんかねぇ…」 小さく呟くと同時に聞き覚えの無い声が聞こえた 「そこの不審者達!止まりなさい!」
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