第四章 暗闇の中で

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また夢を見た だが今日は違う夢だ、まだ何も起きてないのになぜ解るかって?それは気配、雰囲気に似たものが全く異なる物だからだ 前の夢のように嫌な予感はしない 普通の夢なら前からだってみてたさ だが前の夢と今回の夢 いわゆる明晰夢ってやつだ 意識がはっきりと、体ね感覚も考えることも 全てハッキリしすぎているため明晰夢と言って良いかもわからにいものだ 「…」 この違和感の固まりのような夢だがそれ以上におかしいことが前々からあった (なんだこの時々出る変な口調は…) 「教えてやっても良いぞ」 (…!?) 謎の低くドスが少し効いた声だがどこか優しい雰囲気の声がどこからか聞こえてきた 「あんたは…?」 「何いきなりはなしかけてきてるわけ?」 (あんだ先に喋ってきたんだろうが!) 沸き上がるツッコミを胸のマリアナ海溝にでも沈めたところで 「まぁいいや…で、あんたは?」 「俺の名はブロント、謙虚だからさん付けで良いぞ」 (…なんだこのヘンテコで立派な鎧を着た変態は) 「ちなみにおもえの考えてることは筒抜けだからな、お菓子で言うとトッポ」 「突き抜けてねーよ!チョコたっぷりだよ!」 「ふむ…まぁそんなことはどうでもいいのあdよ」 (お前それでいいのか…) (ってまただ…なんなんだこの口調…) 「今あkら説明しちぇやる、それはいわゆる覚醒への兆し。」 「覚醒への兆し?」 「おるの持つ力の一部をおもえが使えるようになるために必要な過程なのだよ」 「なんで俺がブロントさんの力を使えるように?」 「あの紫というやつが守護石に宿るおるの力だ、そるを使えるようになるのには理由がある、あの汚い忍者が異変、破壊を行おうとしちぇいる、そるは止めなければいけにい…そのための力だ」 「で、でも!俺そんな覚醒とかなんだか言われても!異変、破壊を止めろとかいわれてもさ!俺にはそれをするに足りうる力なんてないし…」 「おるが力を貸しちぇやるからよ…おっと…時間がきたんぬ」 「ちょ、ちょっと待てよ!」 「力……もたいひ………い浮かべろ…」 そこでおれの意識、いや、夢は途切れた
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