第四章 暗闇の中で

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「よっと」 木の細い枝にどういう理屈か立てていた忍者?が気だるそうに飛び降りてきた 「お前は…!!!」 空に広がる薄暗い空間から一転し、朝の薄い明るさで顔が判明したとき、護に嫌な予感、いや、それを越えた明白な恐怖が 襲った、その恐怖のせいか、護は金縛りにあったかのようにピタリとも動かなくなった、肌には無数の鳥肌、もはや冷や汗と思えないほどの汗が滲み出ていた (なんであの野郎がここにいるんだよ…!) そう、目の前に立っていたのはあの忌ま忌ましい夢にでてきた忍者だったのだ 「どうしたんだよぉwwwビビっちまったのか?w」 目線を付けた忍者はどこからか忍具のような物を取り出し弄びながら 「まぁなんだって良い…取りあえず―――」 一瞬で男を纏う気配更に吐き気を催すほどのものになった 「―――死ね」 忍者は目に線でしか写らない鋭さ、速度でその手の忍具を 護に向かって―――――
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