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昼はただの同僚、夜は度々秘密を重ねる仲が続いた。 *********** 「久しぶり」 「しのぶ、久しぶり」 部署は違うが同期の社員と珍しく一緒になり、歩きなかがら話す。 「そういえばさ、梁橋くんと付き合ってるって本当?」 「ええっ?」 突然の言葉にあたしは驚いた。 「違うの?あんたが梁橋くん付き合ってるって噂で聞いたけど」 「へえ、知らなかった」 「最近梁橋くん柔らかな顔になってきたよね。今まではなんか固い顔で話しずらかったけど」 「そう?ベッ……」 『ベッドの中ではよく笑うけど』と言いそうになり慌てて口をとじた。 「ベ?」 「ううん、なんでもない」 なんとかごまかしそれぞれ仕事に戻った。
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