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昼はただの同僚、夜は度々秘密を重ねる仲が続いた。
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「久しぶり」
「しのぶ、久しぶり」
部署は違うが同期の社員と珍しく一緒になり、歩きなかがら話す。
「そういえばさ、梁橋くんと付き合ってるって本当?」
「ええっ?」
突然の言葉にあたしは驚いた。
「違うの?あんたが梁橋くん付き合ってるって噂で聞いたけど」
「へえ、知らなかった」
「最近梁橋くん柔らかな顔になってきたよね。今まではなんか固い顔で話しずらかったけど」
「そう?ベッ……」
『ベッドの中ではよく笑うけど』と言いそうになり慌てて口をとじた。
「ベ?」
「ううん、なんでもない」
なんとかごまかしそれぞれ仕事に戻った。
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