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暑い店内にアルコールで火照った体。ぼやっとしていた頭をフル回転させたが思考が纏まらない頭では、あいつの誘いを断る理由が見当たらない。 思考よりも気持ちが先だった。 「……やる」 「OK。じゃあ抜けよう」 二人は別々に部屋を出て店の前で待ち合わせし並んで歩きだした。 駅の反対側には、けばけばしいネオンの看板が怪しく光を放つ建物が並ぶ場所がある。 二人はその中でも若者向けの小洒落た建物に入っていった。 「服脱げよ」 「命令しないでよ!あんたも脱ぎなさいよ」 バサバサと服を脱ぎ捨て二人とも下着だけになった。 服の上からじゃ分からなかったがあいつは意外と筋肉質ないい体をしている。
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