告白

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「‥‥‥‥っ」 先生は、俺と目が合うと、とたんに顔が赤くなり、口ごもる。 彼は、俺よりも11も年上の大人なのに、どうしてそんな反応をするのだろう。 今日が、こんなに暑いせいかな? 「先生、具合でも悪いんですか?」 俺は、顔の赤い先生を見上げて、首を傾げた。 先生は、俺の目を躊躇いがちに見つめた。 たぶん、少ししか時間はたってないだろう。 だけど、長く感じられた。 先生の手から、俺の手を通じて、知らない緊張を感じる。 すると、掴まれた手にキュッと力が入った。 「神崎聖、俺は、君が好きだ‥」 俺のほうが、具合が悪くなりそうだ。
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