2 救い

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「名前なんていうの?」 彩香は聞いた 「藍山優子………です」 「私は佐原彩香!彩香って呼んで😃あ、14歳ね」 14歳… 年上…だ 「わ、わたしは12歳」 中学1年生 彩香は中学3年生 大きいな 手も、背も… 私より遥かに この人は、それだけ 生きているんだ 「ここだよ優子」 優子 と久々に名前を 呼ばれたのに気付き 彩香を見た 彩香の指さす方向には 大きく一軒家が立っていた クリーム色の壁 所々にレンガ おしゃれな家… でもあたりをみまわすと そんな家はたくさんあった 「優子?」 あっ! 「ご、ごめんなさい」 私は彩香に頭を下げた 嫌われちゃうかな… 「いいよ!わざわざそんな事で怒らないよ」 と私に優しく笑った すると私も笑っていた
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