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徐に肩についた髪を弄った。
また鏡を見て、
【あ、ちょっとプリンになってるや。染めるのめんどうくさいからこのままにしちゃおうかな?昔みたいに黒髪もいいかも】
そう考えたが、すぐに思い直した。
ポケットから取り出したのは髪止め。
綺麗な赤い花が光った。
【…やっぱ、染め直そっと。この赤い花に黒髪は合わないもんね】
真理亜は明るい茶髪に、髪止めをつける。
立て込んだ仕事を頭の中で整理しながら用意を終えた。
【七海君、いつ頼んだ仕事終わるかなぁ】
やがて真理亜は的を見据える。
姿勢を正し、左手でピストルを構えた。
狙うは勿論、ど真ん中。
「よし、今日も頑張りますか」
真理亜は引き金を引いた。
完
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