第一章 思わぬ再会

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「懲戒免職を覚悟してたのに。まだ警察に居られるんだってびっくりした」 「お前は現場で戦力になる人間だからだよ。認められてるってことだ、喜びなよ」 大和田は缶ビールの蓋を開けた。 真理亜も開け、半分程一気に飲み干す。 「嫌だなァ、明日から周りの視線が痛そう」 真理亜がごちると、大和田は缶ビールを傾けていた手を止めた。 「それは多分大丈夫」 「え?あたし失敗したのに?」 「あの計画は極秘事項だから上層部しか知らない。プライバシーのこともあるし、例え週刊誌にすっぱ抜かれても真理亜の名前まではバレないよ」 「そっか。ならいいや」 大して気にしていない様子で真理亜は缶ビールを空にした。
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