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「蹴り飛ばしたら子供だった!?」
驚き以前にお怒りの御様子。
「だから~それで看病して、元気になったらジジィの教会にでも預けて貰おうと考えてたんだよ」
言い訳するディダだが、ちゃんと正座してました。
「お前という奴は、まったく呆れ返る!
だいたいなぁ……!!」
まだまだ説教が続く。
『ジジィが怒ると、ねちっこいから言いたくなかったんだよ!』
ディダは反省しつつ、内心嫌気が差していた。
すると子供が、
「教会って何?」
ディダに聞く。
「あぁいう堅っ苦しい連中の集う所だよ」
「嘘つくな! 神を敬う神聖な所だ!」
「嘘じゃねぇだろ! 敬うフリして金やらなんやら……」
「チェスト!!!!」
ディダはアダムの正義の鉄槌を受けました。
「痛いわボケ!」
痛がるディダ。
「ふん……! まだまだ青二才が!
教会は神を敬い集う場所をなんと言う言い方をするんだ……!
お前に神父の仕事は、まだまだまだまだまだまだ無理な様だな」
呆れ返るアダム。
「誰がなるか!
勝手に神父にしたのはジジィ達だろ!」
ギャーギャー言い合う二人。
大人気なさ満載だ。
処が子供の方は何故か怯え、ディダの服にしがみつく。
「い……嫌だ……教会なんか行きたくない……」
「んっ?」
二人は子供の様子がおかしいことにようやく気付き、
「やっぱり、変態いるんだ……」
ディダは白い目でアダムを見た。
「こんのど阿呆ぉぉ!!!!」
ディダはあの後即、拳骨を貰いました。
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