魔女と猫

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―僕のご主人様どこ?―     紅い猫暗い道を歩く。    「貴方の魔女はもう居ないわよ。」   黒いドレスを着た若い魔女がいきなり目の前に来て言った。   ―え?僕のご主人様…もういないんだ…―   「そうよ。だから私が飼ってあげる。」   ―ひとりはいや…貴方が新しいご主人様。―    紅い猫は喜んだ。   猫は普通ご主人の魔女に一生仕える。   魔女が先に死んでしまった場合は他の魔女を見つけるか、猫も死ぬしかない。   「魅紅(みく)。今日からのアナタ(猫)の名前よ」   ―ありがとう今日からのご主人様。―
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