5人が本棚に入れています
本棚に追加
/14ページ
―僕のご主人様どこ?―
紅い猫暗い道を歩く。
「貴方の魔女はもう居ないわよ。」
黒いドレスを着た若い魔女がいきなり目の前に来て言った。
―え?僕のご主人様…もういないんだ…―
「そうよ。だから私が飼ってあげる。」
―ひとりはいや…貴方が新しいご主人様。―
紅い猫は喜んだ。
猫は普通ご主人の魔女に一生仕える。
魔女が先に死んでしまった場合は他の魔女を見つけるか、猫も死ぬしかない。
「魅紅(みく)。今日からのアナタ(猫)の名前よ」
―ありがとう今日からのご主人様。―
最初のコメントを投稿しよう!