魔女と猫

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「アナタ随分紅いわね。前の魔女の呪い(マジナイ)がかかってるわ。」   紅い猫を撫でながら魔女は言った。   魔女が魔女の呪いを解く事はほとんど出来ない。だかこの魔女は能力が高いのか出来るみたいだ。   ―え?僕死んじゃったりする?―   「死んだりはしない。」   ―じゃあこのままでいい。―   魅紅はホッとした様に魔女の膝の上で眠ろうとした。   「魅紅。前の魔女の事覚えてるなら教えてくれ。」   この魔女はまだ自分の指名や命題をわかっていないんだろう。   猫に聞くのもおかしいが…
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