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そんな風にして
何年も過ごしていたある日
ご主人様が女の人を連れてきたの
私は動揺したわ
後ずさりして震える私に
ご主人様は
「何も怖がる事はないよ」
といつも通り
私を抱き上げて頬ずりしたの
私もいつも通り
ご主人様の頬を
ざらついた舌でペロペロと舐めたの
女の人は私たちを見て
怪訝そうな顔をしてたわ
私が嫌いなのかもしれない
私には近づかなかったし
撫でてもくれなかったもの
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