予備校の波乱

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「いやー、勉強したなぁ!」 「ホントホント。これで成績上がらなかったらヤバイよね」 「大丈夫だろ、物理は。じゃあ俺こっちだから…」 「武藤くん!ちょっと話あるんだけど…いい?」 「え?」 真剣な顔をされ、断る訳にも行かず喫茶店へと入った。 「あのさ…、武藤くんて付き合ってる人いるの?」 「え?!」 いきなり恋バナ?! つーかこの子も高徳生なら、あの噂知ってるんじゃ… 「んー…こう言った方がいいかな?澄くんと付き合ってるって本当?」 「!!!」 やっぱり広まってんだ…。 つーかこれってどう答えればいいわけ? 肯定したら気まずいし、否定すれば嘘つくことになるし… _
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