4001人が本棚に入れています
本棚に追加
/428ページ
バイトと予備校の往復で、気付けば夏休みももう折り返し。
今日は掛川の提案したWデートで、キャンプをしに行く事になっていた。
「おー、武藤に澄!久しぶりだな!」
「掛川、お前また黒くなった?」
「おう!野球部の応援行ったりしてたら焼けちってよー!」
「お前、予備校行ってたんじゃねぇのかよ!」
「いやー、ほとんど行ってないんだよなぁ!野球しに行っちまってさぁ!」
「馬鹿だろお前ー!!」
「おい、お前ら。」
俺と掛川がふざけ合ってると、澄が割って入った。
「彼女、困ってるぞ。」
「「あ。」」
そこには困惑した表情で笑う、西野がいた。
_
最初のコメントを投稿しよう!