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「じゃ改めて紹介するな。オレの…彼女の西野瞳」
「あっ、E組の西野です。よろしくお願いします」
「ほら、武藤も紹介しろよ!」
掛川がニヤニヤしながら、こっちを見てくる。
「っ、言わなくても分かんだろ!」
「いや、オレは分かるけど西野は澄の事知らないだろ。紹介してやれよー」
くそっ、澄の事知らない奴なんか学年にいるもんか!
なんで俺がわざわざ紹介しないといけないんだよっ。
「砂緒。」
澄がものすごい笑顔で無言のプレッシャーを与えて来る。
言わないと後が怖い。
…はいはい!
言えばいいんだろ!
「コイツは俺のっ…」
俺の…、何?
彼氏?恋人??
何か改めて言葉にすると、すげー恥ずくない?
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