真夏の合宿

6/14
前へ
/428ページ
次へ
「おぉっ!湖!」 俺達は河口湖の近くにあるキャンプ場にやって来た。 ここには沢山のコテージが並んでいて、その中の一つを澄が予約してくれていた。 「部屋は別々な。ほら掛川、お前達の部屋の鍵。」 「えっ!雑魚寝じゃないのかよ?!」 掛川は顔を真っ赤にして、澄に言った。 「いくら俺達が付き合ってるとは言え、野郎三人の中に女の子寝かせるわけにいかないだろ。」 「そりゃまぁそうだけど…」 「西野さんが掛川とが嫌なら一人で使えばいい。でもまぁその場合…」 澄の目が鋭く光った。 「掛川には外で野宿してもらうけどな。」 「澄ひでー!いくらなんでもそれはヒドイぜ!」 「俺達だって付き合ってんだ。それくらい察しろ。」 あぁあ…、何て大人げない…。 _
/428ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4006人が本棚に入れています
本棚に追加