4006人が本棚に入れています
本棚に追加
「…見えないんだけど。」
目の前を見れば、至近距離に澄の顔があった。
「うわっ!!!」
近くで見ても整ったその顔に、俺は思わずたじろいだ。
「席順表。」
「えっ…?ああ!!」
言われて、自分が黒板に張り出された席順表を占領してるのに気付いた。
「わりっ!」
慌てて澄に場所を譲った。
…つーか、頭一個分背が違うんだから普通に見えんじゃね?
て事は、背の低い俺に対する厭味ですか…?
_
最初のコメントを投稿しよう!