0人が本棚に入れています
本棚に追加
愛子は、和仁と別れた後もその公園のベンチに一人座っていた。
一年前、愛子は和仁は半年の交際を終わらせた。
お互い、子供だったのかもしれない。
彼の不器用な愛が分からず怖くなり、当時優しくしてくれた男の元へ逃げた。
そのコトに、後悔はなかった。
しかし、その後和仁は身体を壊し治療のため実家へと帰った。
その時、ホッとした自分と罪悪感を感じた自分がいた。
その感情を、やっと忘れられたのに何故また出会ってしまったのだろう。
考えることが嫌になり、逃げる様にタバコを口に運び火を付けた。
毒が全身に周り、脳が働きを静止する。
3本吸って、頭を空っぽにしてから家へと帰っていった。
最初のコメントを投稿しよう!