哀しみの騎士

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深夜。 愛子は、バイト先のスナックで働いていた。 ――カランカラン 扉の鈴がなり、来客を告げる。 扉の前には、いつもの常連の中年男が立っていた。 「あいちゃーん、今日も来たよ」 愛子は、見えぬところで顔をしかめた後、作り笑いを男になげかけた。 いつも通り、セクハラのような会話や態度に耐え仕事が終わった。
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