Ⅴ ☆

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後ろから聞こえた聞き覚えのある声に ツナは振り返った 「…………リボーン…」 そこにいたのは まさしくリボーンだった 「どうして…」 「どうしてもこうしても、お前がどっかに逃げたから追って来たんだ」 そう言うリボーンは息が少し荒くて… それは、ツナを探し 走り回っていた事実を現していた 「今更…話なんて…」 「わかってる…でも、聞いてくれ」 リボーンの顔が真剣な顔つきになり まっすぐとツナを見つめた 「もう一度…付き合おう」 「…………!?」 思いがけない言葉に ツナは動揺を隠せずにいた 一度捨てられて… また同じ相手と付き合う…? 「……ないでよ…」 「…ツナ…?」 「ふざけないでよ…!!俺を…俺を捨てたくせに…今更また付き合おう…?」 「あの時は…ごめん…」 リボーンは目をふせた 「あの日も話したが、イタリアに帰らなければならない事情があって…イタリアに1年程、滞在することになってたんだ…」 「…俺が邪魔で別れたの…?それなら、言ってくれればよかったじゃん!!一言…『邪魔だ』って…」 「ちがう、邪魔なんかじゃない。…イヤだったんだ、俺の都合で…お前を縛ってしまうのが…。できることなら、一緒に連れて行きたかった…でも、それは無理なこと。…だからと言って、遠距離恋愛なんて……。だから…」 「だから、俺を捨てたの?…理由を話してくれれば…俺は待ってたのに…。…リボーンは…俺を信用してなかったんだね…。だから…戻れないよ…。どっちにせよ…また俺を捨てるんでしょ?置いてくんでしょ?…ねぇ!?」 .
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