入学式

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「い、いいじゃない別に! 幼なじみの心配をしちゃいけないっての!?」 「いけなかないけど! あぁもう、珠樹から逃げてきたとこなんだよ!」 そこで、麗也はにやけた顔で聞いてきた。 「アレ? もしかして、私の助けが必要かな?」 「うん、是非に」 すると、ニヤニヤが悪そうな笑顔に変わった。 「任せといてよ♪」 「おう、任せるぜ♪」 そこで一旦やりとりを中断して、俺が靴に履き変えていると、ふと麗也が何か言ってきた。 「あ、別に、アンタのためを思っての助けじゃないからね! 邪魔しちゃったから、その借りを返すだけなんだからね!」
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