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……………あ。
今日のご飯、めちゃくちゃ美味い。
桜「兎っおいし?」
桜姉が僕の方を見ながらおずおずと尋ねてきた。
雪「……………おいし…よ…?」
桜「よかったぁー…美味しくないって言われたらどうしようかと思ったよぉー」
ふぃーとわざとらしくため息をつく桜姉は嬉しそうな顔をしていた。
紅「よかったな、桜」
桜「うんっ!!!あのね、あのね、兎。今日のご飯、私が作ったんだよっ」
桜姉が…
料理なんて面倒臭がってやんない桜姉が…?
ちゃんと伝えなきゃっ
雪「………ちゃんと…おいし、よっ……」
桜「兎、ありがとー!!!愛してるよっ」
紅「兎を愛してるのは俺だ」
桜「なによっ兎を愛してるのは私なのーっ」
紅「彼氏いるのに浮気かー?」
桜「彼方との愛とは別よっ兎のは家族愛、彼方のは恋愛感情ですー
そんな紅こそ彼女つくんなさいよ。すぐに別れるんだからっ」
紅「ふんっ仕方ないだろ?しっくり来ないんだからよ」
桜「なにがしっくり来ないのよっ!!!ねぇ?兎っ」
紅「しっくり来ないもんは来ないんだよ。なぁ?兎」
すぐに喧嘩する二人だけど結論を僕に求めないでほしい。
雪「……………御馳走様」
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