探索

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「お前を助けたとはいえ危険人物ではないとは限らん……探さなければならんな。2人の特徴は?」 私はできるだけゆっくりと尋ねた。 人に危害を加える人物とは思えんが怪しい者には変わりないだろうしな… 私たちギルドは街の治安維持も担っている 「2人とも身長は173cm前後。1人は赤と黒の着物、腰までの長い髪を後ろで束ねて横と前髪は垂らしています。それに左腰に黒塗りの鞘で紫の柄の剣と白木で鞘と柄ができており鍔のない剣を1つずつ、右腰にも白木でできた鍔のない剣を1つで、左右合わせて計3本をもっています。もう1人は藍色の着物、背中までの髪を全て後ろで束ねています。左腰に剣を2本持っていてで内1本は赤い着物と同じ鞘が黒で柄が紫の剣長い剣、もう一本がその剣の二倍はあろうかという長剣を持っていました。その剣は鞘は白に花びらを模した装飾に、柄が翡翠の色でした!!」 よく息継ぎなしで言えたな… ずいぶん詳しくわかったな 「そうか…他に特徴はあるか?」 私はレイの息が整うのを見計らって言う レイは眉間に皺を寄せて考える 「……そういえば2人とも黒髪で黒目でした」 「黒髪黒目か…珍しいな。…これくらい分かれば見つけられるだろう」
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