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この国では普通は髪に色があり、目にも色がついている
それは魔力を持っているがためなのだ
黒髪黒目は至極珍しい
「ふむ…今のことを酒場にいるやつらにも私からの命令として伝えて探してこい」
「は!!」
レイは駆け足で出て行く
酒場にはギルド員が集まっていて酒を呑んだり、酒場にある掲示板に貼ってある依頼を見ることができる
さて……私は2人が来るまで待つとしようか
私は立ち上がって紅茶を入れた
※※※
レイ殿と別れて数分後、拙者と銀次は目の前の光景にただ唖然としておる
「……なんと面妖な」
「ここは異国か?」
人々の目と髪の色は様々、そして人の数、風景全てが見たことはござらん
「イスパニア人を見たことは何度かあるがそれとは違うな…」
「うむ……侍も武士はおろか町人も居ないでござる……さて銀、これからどうするでござるか?」
全くの異国の地ではどうしようもござらん…
唯一分かるのは言葉位でござる……多少不可解な言葉も混じっておるが
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