水の酒場

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「2人の力を私に見せてくれないか?」 「は?」 「私はギルドで若いころ強くなりたくてとにかく依頼を受けてこなすのを何度もやってきた。しかしその依頼料は全く使っていなくてな…有り余っていて2人の入学金くらいなら余裕で払える。異国からきた者が学校に行くとどうなるかには興味がある……しかし、異国の者とはいえ弱い者ならば学校にいってもたかが知れる」 私はニヤリと笑い2人を見る 「…なるほど。それで拙者らが、リード殿が投資するだけ価値があるか力を見せて示せということでござるな?」 ため息をつきながら弥彦が言う 話が早くてありがたいな… 「そうだ。私の友人に学長がいるから2人を紹介できる。しかし、いくら2人が力を見せても私が出すのは入学金だけだ。後は自分達で調達しろ」 「かたじけない」 弥彦が頭を下げる
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